事務所ブログ

2014年4月11日 金曜日

相続放棄(その2)

弁護士の松井です。前回、相続放棄についてブログを書きました。その続きです。

被相続人の債権者が被相続人の死後3か月を経て、相続人に連絡してくることがあります。債権者も熟慮期間のことをよく知っているのです。
そもそも、3か月の熟慮期間の趣旨は、この期間に相続人が相続財産をよく調査した上で相続するか放棄するかどうかをよく検討するようにというものです。債務の存在を知らない相続人は相続放棄をしようなんて思いません。相続放棄なんて考えずに3か月を経過したころに、債権者から「被相続人の債務を支払ってください」と連絡がくるとびっくりしますね。
前回の最高裁の事案も、特に財産のなかった被相続人の死後3か月以上たって、お葬式を済ませた相続人に債権者からの請求が来たというものでした。
最高裁は、死後3か月以上たっている場合でも、例外的に、被相続人に相続財産が全くないと信じており、相続財産の有無の調査を期待することが著しく困難であるなどの事情があれば、塾慮期間は相続人が相続財産の全部または一部の存在を認識した時または通常これを認識しうべき時から起算すべきと判断し、この案件について相続放棄の申立を認めました。

このように、熟慮期間の起算点については相続人の認識が問題となります。
つまり、相続人の認識が異なれば、相続放棄の申立が認められる人と認められない人に分かれることもあります。

最高裁の事案は被相続人には財産がなかったケースでした。では、被相続人に財産があることを知っていたけど、債務があることを知らずに死後3か月経過した相続人の場合は放棄できるでしょうか。続きは改めて。



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投稿者 松井・森岡法律事務所

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